~HACCPに沿った衛生管理が完全義務化となりました~
平成30年6月、食品衛生法が改正されました。3年の移行期間を経て令和3年6月1日からHACCPに沿った衛生管理の実施が義務付けられました。原則として全ての食品等事業者(食品の製造・加工、調理、販売等)が対象となります。
HACCP(ハサップ)とは?
HACCPとは、「Hazard Analysis and Critical Control Point」の頭文字からとったもので、「危害要因分析重要管理点」と訳されます。
HACCPによる衛生管理は、「一般的衛生管理を前提とし、事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握(Hazard Analysis)したうえで、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、危害要因を除去または低減させるために特に重要な工程(Critical Control Point)を管理し、これらを文書化することにより製品の安全性を確保しようとする手法」です。
Q. HACCP? 難しそう・・何をすればいいの?
A.一般飲食店では、厚生労働省webページに掲載されている手引書を参考に、
「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を実施してください。
⇩ ⇩ ⇩
■実施することは以下の3点。
1.衛生管理計画の策定
➤ (小規模な一般飲食店向け)衛生管理計画・記録簿 様式&記載例 Excel
2.計画に基づき実施
3.記録・確認
1および3で使用できる、
小規模な一般飲食店事業者向けの衛生管理計画・記録簿は
食協安城支部窓口でお求め頂けます。(1年分記録可/ 1冊 255円)
普段お店で行っている衛生管理の取組みを「見える化」するだけ!
計画の策定は少し手間ですが、どのお店でも必ずできます✧✧
◆HACCPに沿った衛生管理を実施するメリット◆
●社員の衛生管理に対する意識が向上する
●社外に対して自社の衛生管理について根拠を持ってアピールできるようになる
●製品に不具合が生じた場合の対応が迅速に行えるようになる
●クレーム・事故が減少する
●ロス率が下がる
●HACCPを求める事業者(小売業者等)との取引先が増える
●生産効率が上がる
≪ HACCP関連情報・HACCP手引書・様式 等はこちら≫
◆公益社団法人日本食品衛生協会 (ホームページ)
◆厚生労働省 (ホームページ)